日米で距離を超えたワンチームを作り、日本のKDDI品質でSD-WANを提供することにこだわりました。これからも海外現地法人と一体となり、世界各国の現場で働く方々の新たなワークスタイルの実現をご支援し、全日本空輸様のビジネスに貢献できれば幸いです。
北米の通信ネットワークにSD-WANを導入。アフターコロナの飛躍を支える、堅牢で柔軟な通信環境を実現
目次
お客さまインタビュー
動画で事例内容をご覧いただけます。(4分04秒)
航空事業を理解し、堅牢性と柔軟性に優れたWANを提案してくれた
全日本空輸様がWANの大改革に踏み切った理由について荒牧様は「デジタル化が劇的に進化する中、お客さま体験価値の向上や業務効率化においてITインフラの強化が不可欠でした。当社に必要だったのは、航空機運航を支える堅牢性と、時代に合わせた柔軟性を備えたネットワークでした」と語る。
また、「KDDI SD-Network Platform」(以下SDNP) の選択理由について、中里様は「KDDIには、当社の日本や欧州のネットワークに携わってもらい、我々の業務に精通し、技術提案力にも優れていることが決め手になりました」と経緯を語る。
執行役員 グループCIO デジタル変革室長
荒牧 秀知 様
増加し続けるトラフィックに対応できる、柔軟な通信環境を実現
同社の北米エリアの通信ネットワークは、全拠点が専用線で結ばれ、基幹系システムとインターネット接続のデータを同一帯域で扱っていたため、通信のひっ迫が課題になっていた。
中里様は「例えば、乗務員の引き継ぎの際に、写真や動画を使って状況を共有するシステムなど、デジタルによる業務効率化を進めるほど、通信品質が悪化するジレンマがありました。今回のネットワーク改善で、拠点間通信の冗長化やインターネットブレイクアウトが可能になり、一層のDXを推進できる快適な通信環境を実現できました」と効果を語る。
デジタル変革室 企画推進部 ITインフラチーム マネジャー
中里 潤 様
通信品質を向上させながら運用コストの低減に成功
「SDNP」は、運用コストの低減も実現した。
山田様は「以前は、拠点に専用線を2本引き、1本をホットスタンバイとしていたためコスト効率が悪く、帯域にも制限がありました。今回、仮想化技術により、専用線1本とインターネット回線を組み合わせて帯域を確保したことで、従来構成のまま増強するのに比べ、運用コストを約4割削減できました。また、時間を要していた新拠点開設も、専用線やインターネット、モバイル回線を活用することにより短期間・低コストで可能になりました」と説明する。
ANAシステムズ株式会社
ITソリューション部 ネットワークチーム チーフエキスパート
山田 篤司 様
リモートワークも容易に。ネットワークの運用負担も軽減
さらに、ネットワークの改善により、コロナ禍に伴う働き方の変化にもスムーズに対応できた。
佐瀬様は「北米でもコロナ禍前は、在宅勤務は一般的ではありませんでしたが、当社では『SDNP』の活用で、容易に在宅勤務へ移行ができ、Google ドライブやGoogle Meetなど、各種クラウドサービスも快適に使えるようになりました。また、運用面については、WANもLANもKDDIアメリカ社に一括サポートをしてもらい、常駐のSEさんがすべての窓口となり、KDDI日本本社とも連携して対応してもらえるので大変助かっています」と感謝する。
ANAシステムズ株式会社
フィールドITサービス部 海外サービスチーム マネージャー
佐瀬 祐一 様
KDDI株式会社
ビジネスデザイン本部 エネルギー・運輸営業部 営業4グループ
仲原 泰彦 (右)
ソリューション推進本部 ソリューション2部 5グループ
関 大輔 (左)
日米で距離を超えたワンチームを作り、日本のKDDI品質でSD-WANを提供することにこだわりました。これからも海外現地法人と一体となり、世界各国の現場で働く方々の新たなワークスタイルの実現をご支援し、全日本空輸様のビジネスに貢献できれば幸いです。
※ | 撮影時のみ周辺環境に配慮してマスクを外しています。 |
※ | 掲載された情報は、取材日当時のものです。 |
※ | 本事例に関して、全日本空輸株式会社様へのお問い合わせはお控えいただきますようお願い申し上げます。 |
全日本空輸株式会社
所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター |
業 種 | 運輸・エネルギー |
従業員規模 | 1,001名以上 |
掲載日 | 2023年01月 |